今日は私の勤務先での話をします。
先日、他部署の社員を通じて面談の申し入れがあり、
来客対応をしました。
相手はイギリス人のコンサルタント2名でした。
彼らは日本語が話せないため、
英語でのやり取りとなった訳ですが、
彼らと会話をしていて、
「これは楽だなぁ〜」
と思いました。
一体どういうことでしょうか?
私たちのオフィスを訪問した
彼らの目的は「営業」でした。
彼らの専門分野に関して
私たちが困っていることがあれば
ぜひ仕事を回してほしい、
ということでした。
自分たちの話を聞いてもらうために彼らは来た
という訳です。
このような状況では、
英語が聞き取りやすくなる条件が揃っています。
1つ目に、
彼らは自分たちの話を理解してもらうために、
比較的ゆっくり、はっきりと話をします。
2つ目に、
彼らは自分たちに興味をもってもらうために、
私たちに馴染みのある話題を探しながら
会話を進めようとします。
3つ目に、
こちらの話を辛抱強く理解しようといます。
あなたが適切な言葉を探すのに苦労していたら、
助け船さえ出してくれることがあります。
このように英会話というのは、
あなたの会話能力だけでなく、
話す相手との立場関係によっても
難しさの度合いが変わります。
さらに、会話の内容も自ずと予想できます。
今回の場合、初対面の相手との仕事上の面談ですので、
1. 名刺交換
2. お互いの自己紹介
3. 業務内容の紹介
といったやり取りや話題が中心になるでしょう。
どのような会話が行われるかをイメージすることは
とても大事なことです。
会話の内容をイメージすることによって
対応方法をあらかじめ考えておくことができます。
今回の例でいえば、
相手の会社のことを事前にホームページで確認したり、
紹介者から訪問客について情報収集しておく、
といったことです。
そして、
いろいろな情報を集めることができたら、
相手に対してあなたがどんな質問ができるか
考えてみてください。
このときに注意すべきことは、
必ずしも本当に知らないことを質問する必要はない
ということです。
例えば先ほどのケースで、
あなたがインターネットで調べた結果、
相手が東南アジアで業務を拡大している会社であることが
分かったとしましょう。
もしそうだとしても、それでもなお、
Which countries are you mainly involved in?
と聞いても構わないのです。
話題の切り口として
あえて知っていることを尋ねるというのは
英語に限ったことではなく
一般的な会話のテクニックである
といってもよいでしょう。
だから問題ありません。
そして、
この質問の答えはある程度予想ができます。
そうすると、
その相手の回答に対してどんな返しをしようかと
準備することができる訳です。
I see. Then how about XXX?
なるほど。では、○○(国名)はいかがですか?
Have you been to XXX for work?
あなたは○○へご出張されたことがありますか。
We are also doing buisness in XXX.
私たちも○○へ業務展開しています。
といった具合です。
このようにして会話の最初の部分で
自分がキャッチアップできる話題を用いて
リズムをつかむというのは大切なことです。
今回のようなシチュエーションでは
相手との立場関係を利用することにより
それが実行しやすいはずです。
ビジネスシーンだけではありません、
留学、旅行、プライベートなトーク・・・
なんでも同じことが当てはまります。
学生は基本的に学校に対して学費を払っています。
(イギリスでは海外からの留学生に対し、
先生はみな温かい手を差し伸べてくれました。)
旅先のホテルでは、あなたは「お客様」です。、
(まあ、これは場所にもよりますが・・・)
一つの実績を作るとそれが自信につながり
「また次も頑張ろう」ということになる。
いわゆるモチベーションというやつですね。
いかがですか。
ちょっとしたひと手間で
結果が大きく変わると思いませんか?
そう思ったら早速実践してみてください。
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