2017年04月23日

6 Minute English(2017年4月20日分)- リスニングのポイント



sigh.jpg

今回の6 Minute EnglishのタイトルはSighing(ため息)です。
※著作権の関係上、音声とスクリプトは下記のBBCのサイトから入手してください。
http://www.bbc.co.uk/learningenglish/english/features/6-minute-english/ep-170420



みなさんは「ため息」と聞くとどんなことを思い浮かべますか?ストレスが溜まっているとき、精神的に追い込まれているときのことをイメージするのは私だけではないと思います。実際に「ため息をつくと幸せが逃げる」なんて言う人もいるくらいネガティブなイメージが定着しているような気もしますが、世の中にはこの「ため息」について科学的に研究している人がいるみたいです。しかも、そこには意外な事実が隠されているのだとか・・・

それでは今回も役に立ちそうなtipsをみなさんにお届けします!



■目次
1. 聞き取りが難しい/注意したい個所はココだ!
2. 文法・構文解説
3. フレーズ解説
4. 発展課題



1. 聞き取りが難しい/注意したい個所はココだ!



“Now, frustration is what we feel when things aren’t going well, when things are annoying us and they don’t work.”(そうですね、frustrationとは物事が順調に行っていないときや、不快に感じるとき、うまく行かないときに感じるものです。イライラさせるようなときのことです)
(出典元:4/20付 BBC 6 Minute English3’32”あたり)
下線部分はいずれも否定の省略形だが、「アーント」や「ドント」ではなく、「アーン」や「ドン」のように最後の"t"が消滅してしまっている。

今回の音声は比較的ゆっくりなのでまだ聞き取り易いが、否定の省略形は注意を要する。特に、
canとcan't
wouldとwouldn't
などは、否定か肯定かの区別さえつかない場合も少なくない。実際の英会話では、文脈で判断するか、そうでなければ途中で会話をさえぎってでも聞き返しておく必要がある。肯定/否定の聞き取りを誤るとその後の内容把握に支障が出る可能性が大きいからである。


“This usually means switching it off and on again.”(この場合は普通、スイッチを切ってまた入れるということです)
(出典元:4/20付 BBC 6 Minute English 4’40”あたり)
下線部分は「スウィッチンギット オッファノ ナゲイン」といっている。it, off, and, onと短い単語が続くので、よくよく音声を聞いて舌をかまない様リズミカルに発音できるように真似しておきたい。意味上には"switching it off" and "switching it on" againだが、発音上はswitching itでわずかに間をおいて"off and on"をひとまとまりで言うのが正しい発音方法の一つのようだ。


“Now – was that a real sigh – or just one to demonstrate the meaning?”(今のは本物のため息?それとも意味を理解してもらうための例としてやっただけ?)
(出典元:4/20付 BBC 6 Minute English 0’19”あたり)
“It’s because sighing can reset the lungs.”(ため息は肺をリセットさせることができるからだよ)
(出典元:4/20付 BBC 6 Minute English 1’49”あたり)
“I breathe a sigh of relief.”(私は安堵のため息をつくわね)
(出典元:4/20付 BBC 6 Minute English 2’59”あたり)
“We also had the word reflex. This is a physical action or reaction that you can’t control.”(reflexという単語もありました。これは自分でコントロールできない身体的行動や反応のことです)
(出典元:4/20付 BBC 6 Minute English 4’50”あたり)
注意しておきたい発音・アクセントについて説明する。

demonstrateは、[démənstrèit]と最初を強く発音する。
resetは、[rìːsét]と[ríːsèt]のどちらもあるようだ。6 Minute Englishでは最初を強く発音する後者。
breatheは、[bríːð](ブリーズ)と発音する。名詞のbreath[bréθ](ブレス)と混同しないように注意。
reflexは、[ríːfleks]と最初を強く発音する。
reactionは、[riǽkʃən]とaを強く発音する。

これらは日本人にとって発音を間違えやすい単語だと思うので、繰り返し聞いて真似してしっかり耳と口になじませておく。





2. 文法・構文解説



@ 強調構文と付加疑問文

“And it’s not just humans that sigh, is it, Dan?”(ため息をつくのは人間だけじゃないわよね、ダン)
(出典元:4/20付 BBC 6 Minute English 0’32”あたり)
まずは強調構文をおさらいしておく。
平常文:Just humans do not sigh.(人間だけがため息をつくのではない)
強調構文:It is not just humans that sigh.(ため息をつくのは人間だけではない)

次に付加疑問文は、カンマのあとに主文と反対の形(肯定なら否定、否定なら肯定)で付け加え「〜ですよね」というニュアンスを加える。つまり、
it is not ...という否定文なら、..., is it?
it is ...という肯定文なら、..., isn't it?


A ifのない仮定法過去

“... without sighing, these alveoli would collapse and we would die.”(・・・ため息をつかなかったとしたら、これらの肺胞はぺしゃんこになって我々は死んでしまうんだね。)
(出典元:4/20付 BBC 6 Minute English 2’18”あたり)
仮定法過去の構文だがif節がなく、代わりにwithoutがif節の役目を果たしている。if節を使って言い換えれば次のようになる。
c.f. ... if we did not sigh, these alveoli would collapse and we would die.

なお、ここで仮定法過去が用いられているのは、通常は無意識にため息をついているので「ため息をしていなければ」という仮定自体が実際に起こらない想像上の話だからである。


B 関係代名詞の二重限定

“We had the phrase survival mechanism. Something we do without thinking that keeps us alive.”(survival mechanismという語句がありました。それは、考えずにしていて、生かし続けてくれるものです)
(出典元:4/20付 BBC 6 Minute English 4’20”あたり)
この文章を分かりやすく補うと次のようになる。
We had the phrase survival mechanism (, which is) Something (that) we do without thinking that keeps us alive.

ここで、something以下には関係代名詞が2つぶら下がっており、どちらもsomethingを説明(修飾)している。つまり、

something (that) we do without thinking(考えずに我々がしていること)
something that keeps us alive(我々を生き続けさせるもの)

これらを考慮した上で、下線部分は「考えずにしていて、我々を生かし続けてくれるもの」という訳になる。


少し前に似たような文章があるが、全く違う構文なので注意しよう。
“And resignation is what we feel when we finally accept that something bad has happened, that we can’t change.”(そして甘受とは、何か悪いことが起きて、変えることができないということを最終的に受け入れる時に感じるものです)
(出典元:4/20付 BBC 6 Minute English 3’41”あたり)
これは、accept that S +V「〜ということを受け入れる」のthat節が2個ぶら下がっている。





3. フレーズ解説



@ for educational purposes

"That one was just for educational purposes, of course, Dan. ”(さっきのため息は、'sigh'とはどういうものかをちょっと知ってもらうために決まってるじゃない、ダン )
(出典元:4/20付 BBC 6 Minute English 0’23”あたり)
for ...(形容詞) purpose(s)またはfor the purpose of ... は「〜の目的で」「〜のために」「〜という意味で」。

e.g. You are not allowed to use any photo on this website for commercial purposes.(本ウェブサイト上のいかなる写真も商用目的で使用することは許されない)
In this case, you can round a number for the purpose of convenience.(この場合、便宜上四捨五入しても構いません)


A when + 現在分詞(分詞構文)

“We often use this verb when talking about technology.”(テクノロジーに関する話をするときによくこの動詞を使います)
(出典元:4/20付 BBC 6 Minute English 1’55”あたり)

この文章は分詞構文だが、接続詞whenは省略されずに残っている分詞構文を用いない形は以下の通りとなる。
We often use this verb when we talk about technology.

同様にwhileを用いる場合もよくある。
e.g. Please fasten your seat belt while seated.(着席中はシートベルトを締めてください)
You had better not talk on the phone while driving.(運転中に電話をしない方がよい)


B It means what you think it means.

It means what you think it means – to sigh when you feel good that something bad has not happened – but it’s often used metaphorically.”(それはあなたが考えている通りの意味です。つまり、何か悪いことが起きなくて気分がいいときにため息をつくということですーでもよく比喩的に使われます)
(出典元:4/20付 BBC 6 Minute English 3"06”あたり)
下線部分のwhat以下は「それが意味するとあなたが考えていること」であり、下線部分を直訳すると「それが意味するとあなたが考えていることを、それは意味する」となり、つまり「それは貴方が考えているようなことを意味する」となる。

実際の英会話ではこのように文法や構文を考えているヒマがないので、ひとかたまりのフレーズとして覚えておくとよい。

ちなみに、下線部分以降のto sigh以下は、例えば次のような単語を補わないと文法的には説明がつかないように感じる。

c.f. to sigh when you feel good (to know) that something bad has not happened

ただし、実際の英会話では仮にこの部分が文法的におかしいからといって致命的なコミュニケーション上の問題が発生しないことを知っておきたい。気にしすぎるとそのあとの文章が頭に入ってこなくなる恐れがある。


C the other day

“Now, I breathed a sigh of relief when I foundmy mobile phone the other day.”(そうそう、先日携帯電話が見つかったときはほっとしたわ)
(出典元:4/20付 BBC 6 Minute English 3"20”あたり)
the other dayは「先日」という意味で最近のことを指す。

一方、these daysは「最近」「近頃」という意味で、一般的なのことを述べるときに使う。
e.g. These days, anyone on a train is doing netsurfing on the phone instead of reading.(最近では、ダン者の中では誰もが読書ではなく携帯電話でネットサーフィンをしている)


D I reckon (that)...

“Well, I said, I reckon they sigh about 40 times an hour.”(えーと、ネズミは1時間に40回くらいため息をつくと思うって言ったわ)
(出典元:4/20付 BBC 6 Minute English 4’05”あたり)
reckonは「考える」「思う」という意味で、thinkとほぼ同じ。会話で使われるイギリス英語である。





4. 発展課題



今回の6 Minute Englishに関連するBBCのラジオ番組と新聞記事をご紹介します。プラスアルファの英語学習に是非ともお役立てください。教養が深まればきっとあなたの英会話の幅も広がるはずです!!


@ ため息について考えるラジオ番組


The Sigh(2016年12月21日付BBC Radio 4)
パキスタン系イギリス人で詩人のイムティアズ・ダーカー(Imtiaz Dharker)がプレゼンターを務め、「ため息」とは何かについて考える約30分間の番組。番組の中で4人の学者やピアニストが登場し、それぞれの専門分野に沿った形で「ため息」について語られています。6 Minute Englishの中で紹介されたリン・バーカー(Lynne Barker)女史もその1人で、22'00"あたりから登場します。

個人的には、20'05"あたりから始まる、クラシック音楽家のピーター・ヒル(Peter Hill)氏がビートルズのイエスタディについて語っている部分は面白かったので、時間があれば是非聞いてみて下さい。

また、当番組について紹介している新聞記事があるので、リスニング理解の一助として活用してください。
What it's like to be a reindeer herder and other tales from the Arctic Circle(2016年12月10日付THE SPECTATOR)


A ため息の研究発表に関する記事


今回の6 Minute Englishの中で、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)が発表したため息に関する研究成果の話が出てきます。
“Well, scientists from UCLA, that’s the University of California, Los Angeles, found that a sigh is a special kind of very deep breath that keeps the tiny sacs of air in our lungs, called alveoli, working properly.
”(それはその、ため息は肺胞と呼ばれる肺の中にある小さな空気の袋をきちんと機能させる特別な種類のとても深い呼吸だということを、UCLAつまりカリフォルニア大学ロサンゼルス校の科学者が 発見したんだ)

(出典元:4/20付 BBC 6 Minute English2’03”あたり)
これに関する新聞記事がありますので読んでみてください。専門的な用語も出てきますが、研究結果の概要を知っているので流れはつかみやすいはずです。
A sigh's not just a sigh - it's a fundamental life-sustaining reflex(2016年2月8日付The Guardian)

ちなみに、この新聞記事のタイトルは映画「カサブランカ」で挿入されている「As time goes by」という曲の有名な一節をもじったものです。この歌は上で紹介したThe sighでも26分02秒くらいに登場します。欧米では"sigh"と言えばこの曲を想像する人も多いということなのでしょう。素敵な曲なのでぜひ聞いてみてください。

また、この映画をまだ見ていない人はチェックしてみてはいかがでしょうか。
「カサブランカ」をamazonでチェックする


B ため息をつくと幸せが逃げる?


この言葉に疑問を投げかけている2つの記事を紹介します。一つは日本語、もう一つは英語ですが、それぞれアプローチの仕方が違っています。その違いを確認してみてください。
ため息つくと「幸せが逃げる」? 実は体にいいんです(2015年7月1日付日経電子版)
Sighing reduces physiological tension in anxiety-sensitive individuals, study finds(2016年8月3日付PsyPost)





今回は以上です。お疲れ様でした。

最後までお読みいただき有難うございました。





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posted by 薗田真澄 at 17:04| Comment(0) | 6 Minute English | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月18日

6 Minute English(2017年4月13日分)- リスニングのポイント




今回の6 Minute EnglishのタイトルはMultiple Careers(複数の職業)です。
※著作権の関係上、音声とスクリプトは下記のBBCのサイトから入手してください。
http://www.bbc.co.uk/learningenglish/english/features/6-minute-english/ep-170413



欧米では職を転々としてキャリア・アップを遂げることは当たり前の考え方ですが、日本でも外資系企業の参入や時代の移り変わりによりそうした考え方が大分認知されてきているように感じます(個人的感想)。しかし、これからはさらにその先を行って、さまざまな職業を掛け持ちする生き方が主流になりつつあるのかもしれません?!そうした流れの底流にあるライフスタイルに対する考え方とは?「職業のポートフォリオ」とは?

それではLet’s try!



■目次
1. 聞き取りが難しい/注意したい個所はココだ!
2. 文法・構文解説
3. フレーズ解説
4. 発展課題



1. 聞き取りが難しい/注意したい個所はココだ!



“On that note – Dan, were you ever asked this question as a kid?”(それに関してだけど、ダン、子供の頃こんな質問をされたことがある?)
(出典元:4/13付 BBC 6 Minute English 0’20”あたり)
下線部分は「ワー ユー エバー アスクト」ではなく「ウィエバー アースクトゥ 」と聞こえる。この文章では動詞ask以降が大事な部分なので、冒頭のwere you everはそこに至るまでの助走区間として軽く発音されており、音が変形している。were you ever ...ed?(かつて〜されたことがありますか?)をひとまとまりのフレーズとして意識して自分でも音声の真似をしながら発音するとよい。


“Well, an entrepreneur is someone who starts and runs businesses – and the use of serial here as an adjective describes someone who does the same thing again and again.”(そうだね、entrepreneurとはビジネスを始めて回している人のことだね。それから、形容詞としてのここでserialを使うことによって何度も同じことをする人ということを表しているんだ)
(出典元:4/13付 BBC 6 Minute English 2’45”あたり)
注意しておきたい発音・アクセントについて説明する。

entrepreneurは、[ɑ̀ːntrəprənə́ːr]と最後を強く発音する。
adjectiveは、[ǽdʒiktiv]と最初を強く発音する。また、dは発音しない。

これらは日本人にとって発音を間違えやすい単語だと思うので、繰り返し聞いて真似してしっかり耳と口になじませておく。


Whereas if you’re doing your own thing, 80% of them really like the freedom and the entrepreneurial spirit, even if they’re not making an awful lot of money.”(それに対して、自営業の場合には、80%の人は自由とか企業家精神といったものが本当に好きなのです。たとえそれがすごいたくさんの収入にならないとしても)
(出典元:4/13付 BBC 6 Minute English 3’44”あたり)
スクリプトを見ずに下線部分を聞くと中級者でも何を言っているか分からない人も多いのではないだろうか。もはや単語一つ一つが聞き取れるかどうかが問題なのではなく、文脈に応じたフレーズが身についているかどうかの問題である。

ここでコメントが挿入されているチャールズ・ハンディ氏は、portfolio careerという用語を始めて公の場で用いた人として紹介されている。そして、

コメントは「企業に雇われて不満を持ちながら嫌々仕事をしている人」v.s.「自営業で自由や企業家精神を好む人」

という二項対立で話が進められることが大前提となっている。だから下線部の冒頭では対比の接続詞whereasが使われた後で、「これから自営業の人の説明をするよ」という前置きとして"if you’re doing your own thing"という切り出しになっているのである。

このような文脈を頭に入れて何度もこの部分を聞き直し、自分がチャールズ・ハンディ氏になって聞き手に説明するつもりで真似をすると聞き取り能力もアップする。





2. 文法・構文解説



@ the more ..., the more ... 構文

“Well, for many people, that question gets harder the older they become!”(そうだね、多くのひとにとって年を取れば取るほどこの質問は難しくなるんだよね!)
(出典元:4/13付 BBC 6 Minute English 0’37”あたり)
この文章は、The more ..., the more ...(〜すればするほど、ますます〜である)の変形である。
e.g. The more you get, the more you want.(手に入れれば入れるほど、もっと欲しくなる)


A more than ...

“She says this trend is more than just about working to make ends meet – in other words, working to make enough money to live.”(この傾向は、ただ単にやりくりするために働くーーつまり、生活するのに十分なお金を得るために働くーーといったことにとどまらない、と彼女は言っている)
(出典元:4/13付 BBC 6 Minute English 2’33”あたり)
more than ...は「〜以上」という意味だが、この文章のように数量以外の表現でも使用することができる。
e.g. I checked the price of the book on the Internet, but it turned out more than I thought.(ネットでその本の価格を調べたが、思った以上に高かった)


B接続詞though

Though we should say, the adjective is more often used for criminal activity – such as a serial killer or serial murderer.”(もっとも、この形容詞は連続殺人犯といった犯罪行為に対してよく使われる、と言わざるを得ないのですが)
(出典元:4/13付 BBC 6 Minute English 2’54”あたり)
“Though having a lot of part-time jobs is not the same as being a serial entrepreneur. ”(それにしても、パートタイムの仕事をたくさん持つことは、serial entrepreneur(次から次へと事業を始める人)と同じではないんだな)
(出典元:4/13付 BBC 6 Minute English 5'22”あたり)
“Not for me though, I prefer the corporate life – a secure job in a big corporation!”(僕はいいけどね。大企業で安定した仕事に就く会社人生のほうが好き)
(出典元:4/13付 BBC 6 Minute English 5’44”あたり)

Thoughは「〜だけれども・・・」というように接続詞として使われるのが一般的だが、ここでは副詞として出てきている。この用法では、直前の内容に反することを補足的に述べる場合が多いが、2番目の文章のように、直前の内容に反するかどうかというよりかは単に直前の内容に付け足す場合に使われる場合もある。感覚的には日本語の「しかし」という言葉の使い方に近い。





3. フレーズ解説



@ on that note

"On that note – Dan, were you ever asked this question as a kid? 'What do you want to be when you grow up?'”(それに関してだけど、ダン、子供の頃こんな質問をされたことがある?「大きくなったら何になりたい?」)
(出典元:4/13付 BBC 6 Minute English 0’20”あたり)
on that noteは「それについては」「それに関して」。

in that respectもほぼ同じ意味。
e.g. In that respect, I appreciate what you said that for me.(その点では、あなたが私にそう言ってくれたことを感謝している)


A a bit of everything

“It’s one reason why more and more people have what we call portfolio careers these days – so they can do a bit of everything.”(それが最近ますます多くの人がいわゆる仕事のポートフォリオを持っている理由の一つだね。それで、そういう人たちは何でも少しずつできるんだ)
(出典元:4/13付 BBC 6 Minute English 0’41”あたり)
a bit of everythingは「すべてなのだが、どれも少しずつ」という意味。
e.g. About sports, he can play a bit of everything.(スポーツなら、彼は少しずつ何でもできる)


B What about ...?

What about the surname Bond, as in double-oh-seven, James Bond?”(それじゃ、ダブル・オー・セブンのジェームズ・ボンドのようなボンドという苗字はどうかな?)
(出典元:4/13付 BBC 6 Minute English 1"25”あたり)
What about ...?は相手の意見を求めて「〜についてはどう思いますか」という意味であり、転じて「〜しませんか、〜するのはいかがですか」と提案・勧誘の趣旨でも使われる。

How about ...?も同じ。
e.g. I like dogs. How about you? - Me, too.(犬が好きです。あなたは?ー私もです)
How about going out for lunch?(ランチを食べに行きませんか?)


C make ends meet / in other words

“She says this trend is more than just about working to make ends meetin other words, working to make enough money to live.”(この傾向は、ただ単にやりくりするために働くーーつまり、生活するのに十分なお金を得るために働くーーといったことにとどまらない、と彼女は言っている)(出典元:4/13付 BBC 6 Minute English 2’32”あたり)
make ends meetは「生活の収支を合わせる」「収支の合う範囲でやりくりする」という意味。endには「端」という意味があるので、「両端(複数形ends)」が出会う(meet)ようにさせる(make)」とイメージすると覚えやすい。

in other wordsは直訳すると「他の言葉では」ということなので「つまり」「すなわち」という意味になる。似たような意味でto put it in another way, ...という表現もある。


D have ... in mind

"Not the kind of portfolio career I had in mind.”(僕が考えていた職業のポートフォリオではなかったな)
(出典元:4/13付 BBC 6 Minute English 3’03”あたり)
この文章について分かりやすく単語を補うと、
(It was) not the kind of portfolio career (which) I had in mind.
となって、この文章は関係代名詞の使った文章であることが分かる。

have ... in mindは「〜を念頭に入れる」「〜を考慮する」。

似たような意味でbear ... in mind, keep ... in mindというのがある。
e.g. What I bear in mind is to do my best in any circumstances.(私が考えていることは、どんな状況でも最善を尽くすということです)

have (bear, keep) ... in mindの...にはthat節がくることもあるが、その場合は次の例文のように語順が変わる。
e.g. Keep in mind that the problem is not so easy to solve as you suppose.(その問題を解決することは君が思っているほど簡単ではないということを肝に銘じなさい)


E not for me

Not for me though, I prefer the corporate life – a secure job in a big corporation!”(僕はいいけどね。大企業で安定した仕事に就く会社人生のほうが好き)
(出典元:4/13付 BBC 6 Minute English 5’44”あたり)
ダンが「ヨガを勉強していつか教室を開こう」と鼻息を荒く一方で、ニールは「起業するよりも大企業で地位が安定している方がいい」と冷めた口調で対応している場面。

not for meは「(前の文章を受けて)私にとってそれは当てはまらない」ということなので「私は結構です」という意味になる。





4. 発展課題



今回の6 Minute Englishで音声クリップでコメントが挿入されている2人の話をもう少し聞いてみましょう。

エミリー・ワプニック(Emilie Wapnick)氏


★ブログ
Puttylike(http://puttylike.com/)という名前のブログを運営しています。

★Tedスピーカーとして登場(2015年10月)
もちろん心理学者でありバイオリン製作者でもあるBob Childs氏の話も出てきますよ。
https://www.ted.com/speakers/emilie_wapnick
https://www.ted.com/talks/emilie_wapnick_why_some_of_us_don_t_have_one_true_calling?language=ja(スクリプトの日本語訳あり)


チャールズ・ハンディ(Charles Handy)氏


★同氏について
まずは、どんな人物なのか日本語の記事で事前にインプットしておきましょう
チャールズ・ハンディ /変わりゆく組織を理解する(2007年11月14日付ダイヤモンド・オンライン)

★BBCの番組にも度々登場
Second Curve(2015年4月13日付BBC World Service - Global Business)

この番組の中で同氏は、人が新たなアイデアを思いついて次から次へと職業を変えていく様子をある世界的に有名な企業になぞらえています。

Brought to Book(2015年5月17日付BBC Radio 4 - In Business)





今回は以上です。お疲れ様でした。

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posted by 薗田真澄 at 20:00| Comment(2) | 6 Minute English | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月11日

6 Minute English(2017年4月6日分)- リスニングのポイント



vegetables.jpg

今回の6 Minute EnglishのタイトルはFood and mood(食べ物と気分)です。
※著作権の関係上、音声とスクリプトは下記のBBCのサイトから入手してください。
http://www.bbc.co.uk/learningenglish/english/features/6-minute-english/ep-170406



善玉菌という言葉はみなさん聞いたことがあるでしょう。では、これらの細菌が我々の心理状態と関係があることは知っていましたか?
好きなものを好きなだけ食べることこそがストレス解消だと考えていた人は、今回の6 Minute Englishを通じて、英語の学習だけでなく善玉菌が人間の心理状態に与える影響についても勉強できるので一石二鳥かもしれません。

それではLet’s try!



■目次
1. 聞き取りが難しい/注意したい個所はココだ!
2. 文法・構文解説
3. フレーズ解説
4. 発展課題



1. 聞き取りが難しい/注意したい個所はココだ!



I'm going to go for c) 39 trillion.”( c) の39兆個にするよ)
(出典元:4/6付 BBC 6 Minute English 1’01”あたり)
That's going to take longer than six minutes!”(6分以上かかるじゃん!)
(出典元:4/6付 BBC 6 Minute English 1’08”あたり)
下線部分はそれぞれ「アイム ゴーイング トゥ」ではなく「アイムガナ」、「ザッツ ゴーイング トゥ」ではなく「ザッツガナ」と発音されている。話言葉ではこのような発音の変化が日常的に行われ、
I'm gonna go for ...
That's gonna take longer than ...
と発音通りに表記されることがある。

「ゴーイング トゥ」よりも「ガナ」の方が言いやすいことを実感しながら何度も声に出して真似してみよう。


“The BBC TV programme Trust me, I’m a Doctor has just explored this.”(BBCのテレビ番組「Trust me, I'm a Doctor」が丁度このことについて調査しているんだ)
(出典元:4/6付 BBC 6 Minute English 1’57”あたり)
この部分は、固有名詞が入ると聞き取りの難易度が途端にアップする例。

私たち日本人にはBBCのテレビ番組のタイトルはなじみがない。さらに悩ましいことに、ここで登場する番組名がtrustやdoctorといった通常の文章でも使われる単語で構成されているために、より紛らわしくなっている。通常、この番組名をもともと知らない限り一発で完全に聞き取ることは難しいだろう。母国語である日本語で話しているときも、話題の中で知らない固有名詞が出てきてきちんと知りたいときは「何ていう名前だっけ?もう一度言って」と聞き返すことになるはずである。

したがって英会話で聞き慣れない固有名詞が出てきた場合には、それにこだわり過ぎずに「BBCのテレビ番組に関する話題なのだな」くらいにとらえておく。そして、後になって番組名を知っておく必要があったら、

Could you show me again the name of the BBC TV programme you were talking about earlier?(先ほどあなたが話していたBBCのテレビ番組の名前をもう一度教えてもらえませんか)

などと相手に質問すればよい。


“But many traditional foods are high in good bacteria as well. They found that homemade fermented food was best.”(でもね、たくさんの昔ながらの食品にも善玉菌が多く含まれているんだ。その番組では、手作りの発酵食品に最も多く善玉菌が含まれるということが分かったんだ)
(出典元:4/6付 BBC 6 Minute English 2’12”あたり)
yogurt.jpg
下線部分は「ゼイ ファウンド ザット」ではなく、「ェイファウンドダッ」と聞こえる。
The BBC TV programmeを指すこのTheyは文脈上あまり重要ではなく、むしろ発見された内容であるthat節以下が伝えたい部分であるため、Theyは弱く発音される。


“Sadly not. That will make you feel good for about 30 seconds until you finish it and then you feel terribly guilty.”(残念ながら違います。チョコレートエクレアは食べ終わるまで約30秒間は気分がよくなりますが、そのあとでひどく罪悪感を感じることになります)
(出典元:4/6付 BBC 6 Minute English 3’03”あたり)
下線部分は「メイク ユー フィール グッド フォー アバウト サーティー セカンズ アンティル ユー フィニッシュ イット」ではなく「メイキューフィールグッフォバウトサーティーセカンズンティリュフィニシュイ 」と聞こえる。
これは「エクレアは気分を高める食べ物ではないのですか」という質問に対して、モズリー博士が一見そう思えるが実はそうではないことを力説しようとしている場面である。これこそイギリス人が本気を出した時の話し方である。この部分を繰り返し再生して、そのスピード感音のリエゾン・消滅を何度も体感しておきたい。できれば早口の練習だと思って口真似もしておこう。


“The number goes up and down, but on average we’re thought to have around 39 trillion bacterial cells in the body, according to the Weizmann Institute in Israel. The interesting thing is they think that there are only 30 trillion human cells in the body.”(イスラエルのワイズマン研究所によれば、数字は上下するものの平均して約39兆個の細菌が胎内にいると考えられているんだ。面白いことに、同研究所は人間の細胞は体内に30兆個しかないと考えているんだ)
(出典元:4/6付 BBC 6 Minute English 4’02”あたり)
イスラエルの研究所が発表している資料を元に人間の体内にある細菌性細胞(bacterial cells)と人間の細胞(human cells)の数を比較している。人間の細胞よりも細菌の方が数が多いと聞くと確かに意外で興味深い。このことに注意して、2つ目の下線部があえて強調して発音されていることを改めて確認しておきたい。そして、この興味深い事実を実際に誰かに伝えるつもりで、このニールのセリフを真似してみよう。





2. 文法・構文解説



@makeやputの独特な用法

“Dan, tell me, what food makes you happy?”(ダン、教えて、どんな食べ物で君はハッピーになる?)
(出典元:4/6付 BBC 6 Minute English 0’21”あたり)
“... chocolate always puts a smile on my face.”(チョコレートを食べるといつも笑顔になるよ)
(出典元:4/6付 BBC 6 Minute English 0’26”あたり)
これらの文章は直訳すると「どんな食べ物があなたを幸せにさせるか?」「チョコレートはいつも私の顔に笑顔を置く」といった、ぎこちない表現になる。このため、初心者がこの種の英文を聞いても感覚的にスッと入ってこないことが多い。なるべくたくさんの例文に触れ、頭の中で機械的に英語を日本語に置き換えるのではなくフレーズのかたまりをイメージでとらえるようにしよう。

なお、makeを使った同様の表現は、今回の6 Minute Englishの中で少なくともあと5回出てくる。どこにあるか自分でもチェックし、前後の文脈の中で英文がスムーズに頭に入っているかどうか確認しておこう。頭の中で日本語に変換しているようであればもう少し訓練が必要だということである。

“Bacteria – those simple, small organisms – they make me happy?”(細菌ーーこの単純で小さな組織ーーで僕がハッピーになるの?)
(出典元:4/6付 BBC 6 Minute English 0’41”あたり)
“... In this clip, a radio presenter asks him about the best kind of food to make us happy.”(この音声クリップでは、ラジオの司会者がハッピーになる最高の食べ物について彼にたずねているよ)
(出典元:4/6付 BBC 6 Minute English 2’42”あたり)
“That will make you feel good for about 30 seconds until you finish it ...”(チョコレートエクレアは食べ終わるまで約30秒間は気分がよくなります・・・)
(出典元:4/6付 BBC 6 Minute English 3’03”あたり)
“You know what makes me anxious? Germs.”(僕を心配にさせるものが何だか知ってる?細菌だよ)
(出典元:4/6付 BBC 6 Minute English 4’51”あたり)
“Does that mean I should make them a part of my diet?”(ということは、発酵食品を食生活の一部に取り入れるべきだってこと?)
(出典元:4/6付 BBC 6 Minute English 5’22”あたり)



A動詞(help, want)+目的語(O)+to不定詞

“Now, a diet can mean 'an eating plan designed to help you lose weight'.”(ところで、dietは「減量できるように作られた食事計画」を意味することもあるよね)
(出典元:4/6付 BBC 6 Minute English 3’14”あたり)
“Ah yes, you wanted me to count all the bacteria in my body!”(ところで、dietは「減量できるように作られた食事計画」を意味することもあるよね)
(出典元:4/6付 BBC 6 Minute English 3'55”あたり)
この2つの構文は、動詞+目的語(O)+to不定詞という形をとって、
Oが〜するのを助ける
Oが〜するのを欲する
という意味になる(ただし、動詞がhelpの場合toが省略されることがある) 。これも前出のmakeと同様、日本人にとってはスムーズに頭に入りにくい表現であり、慣れるまでに経験値を増やしていく必要がある。


Bthose which

“Yes, germs are tiny organisms. The word usually refers to those which carry disease.”(そうだね、germsはちっちゃな生命体で、ふつうは病気を運ぶものを指すんだよね)
(出典元:4/6付 BBC 6 Minute English 5’01”あたり)
those which ... で「〜するもの」という意味になる。
類似表現でthose who ... があり、こちらは「〜する人々」。

e.g. Those who were present at the party were surprised to hear the news.(パーティーに出席した人々はその知らせを聞いて驚いた)





3. フレーズ解説



"Yes it is, so let's get moving!”(そうだね。それじゃとっとと進めよう)
(出典元:4/6付 BBC 6 Minute English 1’10”あたり)
急いで話を先に進めたいときに使う表現。会議でよく使う類似表現として次の表現もついでに覚えておきたい。
c.f. Let's get started.(それでは始めましょう)


“They looked at foods which are high in ‘good’ bacteriaa claim which more and more food products are making these days.”(この番組では「善」玉菌を多く含む食べ物に着目していたんだ。善玉菌は、最近ではますます多くの食品が宣伝文句に使っているよね)
(出典元:4/6付 BBC 6 Minute English 2’02”あたり)
high in ...は「〜(特定の物質)を多く含む」
e.g. high in calcium(カルシウムを多く含む)
high in fat(脂肪分が多い)
high in fiber(繊維質が多い)

ここでのclaimは名詞で「a statement that something is true although it has not been proved and other people may not agree with or believe it(正しいと言っているが証明されたわけではなく別の人はそのことを認めていないもの)」(Oxford Learner's Dictionaries)という意味。この文脈では、食品が善玉菌が多く含まれているとして売り出されている、ということなので「宣伝文句」とか「うたい文句」くらいの意味である。
e.g. His claim that he is good at singing turned out to be a lie. (歌がうまいという彼の言葉は嘘だった)


“But that’s not what it means here. Here it refers to the food and drink eaten by a group of people ...”(でも、ここではそういう意味じゃないんだ。ここではある集団の人々が飲食するものを指すんだ)
(出典元:4/6付 BBC 6 Minute English 3’18”あたり)
That's not what it mean.は「ここでこの言葉(it=diet)が意味することは、そういうこと(that='an eating plan designed to help you lose weight')ではない」という意味。直前に自分や相手が言ったことをやや間接的に否定する場合に使用する。

refer to ...はここではmeanとほぼ同じ意味で使用されている。


chocolate eclairs.jpg
“And don’t eat too many fatty, sugary, chocolaty things like chocolate eclairs – those are buns filled with cream and covered in chocolate.”(それからチョコレートエクレアのような脂肪分や糖分が多く含まれるチョコレート味の食べ物を多くとりすぎないことーーチョコレートエクレアなんてクリームたっぷりでチョコレートがかかったパンだからね)(出典元:4/6付 BBC 6 Minute English 3’34”あたり)
bunはロールパンのような丸いパンを指す。

'cream bun'は生クリームをパンで挟んだシュークリームのような食べ物を指す。bun.jpg


"You’ve got guts, Neil, wearing that crazy shirt in this office!”(ニール、職場にそんなイカしたシャツを着てくるなんて君はなかなか度胸があるね)
(出典元:4/6付 BBC 6 Minute English 4’38”あたり)
You've got guts.は決まり文句なのでこのまま丸ごと覚えてしまいたい。


Why thank you.”(へえそうかい、ありがとう)
(出典元:4/6付 BBC 6 Minute English 4’42”あたり)
whyは疑問詞のほかに、「おや、まあ」といった意味の驚きを表す間投詞として使われることもある。
Well thank you.と言っているようにも聞こえるので、ここではwhyとwellは同じような用法なのだろう。


“I can’t stand the idea of getting ill from all the germs around here.”(この辺にいる全ての細菌のせいで病気にかかると考えると我慢ができないんだ)
(出典元:4/6付 BBC 6 Minute English 4’56”あたり)
cannot stand the idea of ...ingで「〜するという考えに我慢できない」
e.g. He could not stand the idea of living a luxurious life without working.(働かずに贅沢な暮らしをするという考えに彼は我慢できなかった)


“That’s food which has gone through a process where sugars turn into acids and alcohol.”(発酵食品は、糖類が酸やアルコールに変化する過程を経た食べ物です)
(出典元:4/6付 BBC 6 Minute English 5’09”あたり)
go through a process where ...(S + V)は「〜という手続き・プロセス・過程を経る」という意味。
※where以下は関係副詞でa processを修飾する。





4. 発展課題



今回の6 Minute Englishの元ネタは、BBCのテレビ番組である「Trust me, I'm a Doctor」のSeries 4 - Episode 3です。
http://www.bbc.co.uk/programmes/b06zc48h
しかし、残念ながらライセンスの関係上、イギリスからインターネットを接続しないと視聴することができないようです。

音声クリップにも登場するマイケル・モズリー博士は、BBCの健康番組に度々登場しています。以下は食生活の改善をテーマとした番組ですが、こちらも本国外からは視聴できません。
Eat faster and live longer (not available)



気を取り直して今回の6 Minute Englishの内容に関連する記事を集めてみたのでご一読下さい。

★無菌マウスの方がストレス度が大きいとする研究結果に関する記事

ビフィズス菌や乳酸菌には精神的ストレスを軽減する効果がある(腸内環境と健康)


★善玉菌はどのようにして増やすことができるか
Which foods can improve your gut bacteria?(2017年1月30日付BBC)
⇒ BBCのテレビ番組で行った体内の善玉菌を増やす実験についてまとめたもの


★ワイズマン研究所が発表した体内細菌の個数算出に関する記事
@40 Trillion Bacteria on and in Us? Fewer Than We Thought.(2016年2月15日付The New York Times)
(1) 以前はどのくらいの数があると考えられていたのでしょうか?
(2) どのようにして39兆個という数字を算出したのでしょうか?
(3) 6 Minute Englishの中でもThe number goes up and down(数字は上下する)とあったが、どのような要素によって数字が上下するのでしょうか?


AScientists bust myth that our bodies have more bacteria than human cells(2016年1月8日付Nature)

(1) 今回新たに体内細菌の個数を算出した研究者たちは、有力とされていた従来の算出値に関してどのような異論を唱えているでしょうか?
(2) 今回の発表について、欧州分子生物学研究所(European Molecular Biology Laboratory)の生物情報学者はどのような評価をしているでしょうか?


BBacteria Cells in Our Bodies Do Not Outnumber Human Cells by 10 to One(Futurism)

⇒ @・Aの記事と重複する内容が書かれています。おさらいとして読んでおきましょう。





今回は以上です。お疲れ様でした。

最後までお読みいただき有難うございました。





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posted by 薗田真澄 at 12:00| Comment(0) | 6 Minute English | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする